2015年3月6日金曜日

マクドナルドが凋落した理由は時間戦争に負けたから

横浜の社長です。
せっかくまともなオフィスを引っ越したのに、
椅子がどーにもしっくりこずスタバで仕事をする日々です。

社長をやってると他の業界で伸びてる所、伸び悩んでる所をそれなりに研究するんです。
生き残るために必死ですもん。

そこでマクドナルドですよ。
なぜマクドナルドの勢いが弱まってるのか。
すごく気になりますよね。

巷では
・カラダに悪い商品だから売り上げが鈍った
・メニュー非表示問題で反感を買った
・異物混入するような体制でファンが減った

これらの問題でマクドナルドは終わったとか言われてる訳です。

ほんとかと。アホかと。
なんか胡散臭いですよねぇ。

独占系ビジネス※の売り上げが上下する時は外部に要因を求めるほうが自然…なハズ。

という訳で、私見なんですけど、
マクドナルドは”時間戦争"で負けたことが売り上げを減らした大きな原因だと考えています。
商品の善し悪しは関係ありません。

その時間戦争の勝者は…スターバックス(というかコーヒー系全て)です。

解説します。

ファストフード系ビジネスの売り上げのピークはランチタイム
それ以外の時間はそこそこ。

一方、スターバックス等のコーヒー系ビジネスの売り上げが上がる時間は、朝の仕事前、昼食後〜夕方、夕食後〜と幅広いです。つまりランチと夕食以外の時間です。

一見するとぶつからないように見えますが、
スターバックスはマクドナルドの"ランチ以外の売り上げ"をごっそり持っていった、というのがこの記事の結論になります。

分かりやすく言うと、以前までのマクドナルドは
・食事の場
・コーヒーの場
・雑談の場
・勉強の場
・仕事の場

だったんですけど、今は
・食事の場

だけ。

それ以外を全部失ってるつーことです。
これがマクドナルドの敗因です。

そりゃ500円で良い”時間”を過せるのはスターバックスの方ですからね。

データを見てみよう


この売り上げを見てください。
右肩上がりとはこのこと。すげぇな。スターバックス。
参照
http://ascii.jp/elem/000/000/925/925378/

ちなみにマクドナルドはこんな感じ。

参照
http://1.bp.blogspot.com/-BwgTji_ZSv8/Uv2zoo3khJI/AAAAAAAABwc/tdhwkgzsJ60/s1600/%25E3%2582%25B9%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25892.GIF

2つのグラフに関連性はねーじゃねーか。なら証明になってねーよクズ!
と思われるかもしれませんがその通り。証明になってません。どーん。

ただ、僕の解釈は

・マクドナルドの24時間営業
・プレミアムコーヒーの販売

これらの施策で、お客様の時間を一時的に大きく得ることに成功した、という考えです。これらが時間戦争的にすごく良い手だったと。

しかしながら伸びしろがそんなになかった、と。
というか、スターバックス(コーヒー系)がその伸びしろを奪ったんでしょう。

そもそもハンバーガー業界の市場は飽和してて、これらの施策が無ければもっと早く頭打ちを迎えていたのじゃないかと思っとる訳です。マクドナルドはここから先、有効な手が打てなければまだまだ落ちるのかもしれません。

ゆえにマクドナルドは家族向けに力を入れるとかじゃなくて、ランチ以外に収益源を見い出せと。戦える時間を増やせと。そう言いたい訳です。

僕ならランチ後13時〜18時の特別スイーツメニューを用意&何か買った人にはコーヒーはタダ(←自分で入れる方式)&椅子と机を変えるかなぁ。

以上!

同じ現象がアプリにも起きてるからひじょーに怖い。
時間を奪う側になりたいよねぇ〜。

がんばろっと。